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総胆管結石

総胆管結石とは、胆嚢から十二指腸へ胆汁が流れていく総胆管に胆石があることをいいます。総胆管結石は、下部胆管で閉塞することが多く、黄疸・発熱・嘔吐等の症状をきたし、胆管炎をおこします。重症例では胆管が化膿してしまい、敗血症から多臓器不全を呈する場合もあります。

総胆管結石は、腹部エコー、腹部CT、MRI等で精密検査を行います。その結果を踏まえ、内視鏡検査(ERCP:内視鏡的逆行性膵胆管造影検査)を施行し、総胆管結石の確定診断を行い、EST(内視鏡的乳頭切開術)施行の上、クラッシャーカテーテル、バスケット鉗子、バルーンカテーテル等を用い除去します。

クラッシャーカテーテルにて総胆管結石を除去(シェーマ)

バルーンカテーテルにて総胆管結石を除去(シェーマ)

ERCPにて総胆管結石あり

EST後クラッシャーカテーテルにて結石を除去