ろうさいニュース

当院の理念
「働く人の健康を守り、地域の急性期医療に貢献します」

第68号
2008年3月1日

新潟労災病院
上越市東雲町1−7−12
TEL:025(543)3123
URL http://niirou.jp/

地域がん診療連携拠点病院の指定について

 副院長  小 池  宏

 前回の「ろうさいニュース」第67号の中で、酒井病院長からもお知らせしましたが、本年1月17日に当院は「地域がん診療連携拠点病院」指定の内定通知を受け取りました。平成19年度の経営目標に挙げていた項目のひとつであり、達成されたことを喜ぶと同時に、気持ちを新たに職員および地域の皆様方の力をお借りして上越地域のがん診療を進めて行きたいと考えていますが、指定に至るまでの経緯を簡単に御報告申し上げます。
平成18年2月に、新潟県から「地域がん診療連携拠点病院」の申請書が送付されてきました。4月に伊達外科部長と井上呼吸器外科部長が中心になって、申請書を纏めて新潟県に提出しました。9月には緩和ケア委員会を立ち上げて、チームとしての活動を開始しました。しかしながら、緩和ケアチームの活動実態が乏しいことや添付資料の不備などもあり、新潟県から厚生労働省への推薦には至りませんでした。

平成19年4月には再申請に向けて、本格的にがん診療体制の整備を始めました。主な取り組みは、平成17年9月に当院に開設された「アスベスト疾患センター」をアピールすることとし、平成20年8月から放射線治療を開始することを決定しました。さらに、緩和ケアチームの活動を本格化させました。この緩和ケアチームは、毎週金曜日の朝8時からカンファレンスを重ねています。構成メンバーは伊達外科部長と井上呼吸器外科部長の両部長を中心に、個々の症例の主治医および主治医をサポートする医師、薬剤師や看護師や理学療法士、さらにケースワーカーや医事課職員など様々な職種の人たちが加わり、総勢約20名で症例検討や緩和ケアに関する勉強会を行っています。また、8月には院内がん登録への取り組みを開始し、医療相談室の体制を強化して相談支援室に移行させました。そして、10月には新潟県に再申請を行い、県との数回のやり取りを経て県から厚生労働省への推薦に至り、今回の内定通知を受けました。

 当院に求められていることは、診療体制の充実を図り、がん診療を円滑に進めるのみならず、既に地域がん診療連携拠点病院に指定されている新潟県立中央病院や上越地域の他の医療機関と連携をとり、緩和医療の提供体制・研修体制・情報提供体制を進めて行くことであると考えています。つきましては、皆様方の御理解と御協力を御願い申し上げます。

連携医療機関のご紹介

頚城区の診療所です よろしくお願いします

医療法人社団 高野内科循環器科クリニック
理事長  高 野  諭

 私は内科医師になって30年が過ぎました。この間循環器学に興味を持ち、平成10年新潟県立中央病院を退職するまで、循環器専門医として病院勤務をしておりました。平成10年、生まれ育った旧頸城村で高野内科循環器科クリニックを開業し、早いもので9年が過ぎました。開業すると病院と異なる多くの勉強が必要でした。地域の方のお役に立ちたいと思い開業するも、自分の無知を思い知らされました。保健、福祉、産業、介護、行政、学校など多くの分野の知識が足りませんでした。様々な方から教えていただき、やっと物が言えるようになりました。さらに内科全般を理解し、責任の持てる他の診療分野も手がける、雑科医師・かかりつけ医も目指しました。しかし、循環器医療は専門病院の外来と同等のレベルを実践しています。
当クリニックは生活習慣病の治療に力を入れ、診断治療ガイドラインに沿って診療し、治療効果を確認する様努めています。また、多くの大規模臨床試験に参加し、日本人のデーターの構築に微力ですが寄与しています。また、幼少時より存じ上げている方が多く、在宅医療である往診も手がけています。
開業するまで労災病院との縁は薄かったのですが、労災病院の近くでの開業であり、病院から病診連携を暖かく勧めて下さり、地域完結医療を呼びかけて頂きましたので、今では入院や外来診療または検査のほとんどお願いしています。この為のFAXでの予約はスムーズであり、受診する患者さんの評判は高いものです。

開放病床登録医でありますが、まだ利用がありません。今後の課題であります。今後ともよろしくお願いいたします。

         

腰痛予防教室のご案内

 今年で腰痛予防教室が10年を迎えます。平成20年3月から1回で受講していただけるようにリニューアルいたしました。

詳細は以下の通りです。

 


日  時 : 1・3・5・7・9・11月の第3金曜日 午後3:30〜4:40
内  容 :

〇腰痛疾患について・・・整形外科医師
〇日常生活における注意点・・・作業療法士
〇腰痛体操・・・理学療法士

体操のできる服装でお越し下さい。
場  所 : リハビリテーション科
受講料 : 1000円

受講希望の方は下記にお申し込み下さい。
新潟労災病院 025-543-3123  医事課(内線1233)

勤労者予防医療部(勤労者脊椎・腰痛センター)

 

 

 

禁煙外来のご案内

 当院で禁煙をサポートするために「禁煙外来」を開設しております。「タバコをやめたい」とお考えの方はお気軽にご相談ください。


診察日 : 毎週火曜日 13:30〜15:00
診察時間 :

初回  約1時間
再来  15分〜30分

       
診察予約 :

予約制です
(025―543−3123(内線1233) にてご予約ください。

診察料 :

次の@〜Cの条件を満たした方に、健康保険が適用されます。
@ 直ちに禁煙しようと考えている方
A 禁煙治療を受けることを文書により同意 された方
B 質問票(TDS)5点以上の方
C ブリンクマン指数(=1日の本数×年数) 200以上の方

※上記の条件を満たさない方は、自費にて禁煙治療を受けることができます。

詳細は新潟労災病院医事課医事係
(025―543−3123(内線1233)までお問合せ下さい。

 

「みんなのひろば」

だんだん日が長くなって、気持ちも明るくなりますね。少しだけオシャレして外に出ませんか。素敵なことが待っているかも・・・



散 歩 道

 私は寒い冬が大の苦手である。5月末までは電気毛布を放せない。特に凍てつく寒い晩は朝まで『ダニパンチ=最強よりも強い、ダニを死滅させるレベル』だ。
 そもそも私は暖かい南国に由来しているらしい。青い海やジャングルを見ると無性に懐かしいのだ。きっと前世で何か失敗をしてこんな北の果てに魂を飛ばされたのだろう。だから今度こそ清く正しく美しく生きている。生ける観音様とはまさに私のことだ。
 それなのに地球の将来はどうだ。地球温暖化だって?南国は真っ先に砂漠になりそうだ。砂漠の生物はいただけない。寝ている間に鼻から入ったサソリに肺を食い破られたり、ガラガラヘビと抱き合って眠るのはどうも性に合わない。
やっぱ、上越が一番か・・・ せめて今の日本で良かった、電気があるし!と、今夜もダニパンチにセットして、私はダニのように電気毛布にしがみついている。

(K.I)


月 人間ドック(日帰り)等の予約状況 平成20年2月22日現在

* お申込み・お問い合わせ   空き状況等をご確認の上お申し込みください。
医事課医事係 小松 025-543-3123  内線1233
* ドック・オプションのご案内
項  目 内    容 金額(税込み)



診察 視診、触診、打聴診 30,000円
身体計測 身長、体重、肥満度、体脂肪、血圧、視力、聴力
血液学的検査 赤血球、ヘモグロビン、ヘマトクリット、白血球数、血小板数、血液像、血液型(ABO、Rh)初回のみ、TPHA
血液生化学検査

肝機能(総ビリルビン、GOT、GPT、γ-GPT、ALP、LDH)
腎機能(BUN、クレアチニン)
脂質(総コレステロール、中性脂肪、HDL-C、LDL-C)
血清蛋白、尿酸、リウマチ反応、CRP、血沈

肝炎検査 空腹時血糖、ヘモグロビンA1c
糖尿病検査 3,500円 (第1・3・5の火曜日のみ)
腫瘍マーカー CEA、αFP
尿検査 蛋白、糖、潜血反応他
便検査 潜血反応(2日法)
胸部X線検査 胸部直接X線写真
腹部超音波検査 肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓
生理検査 安静時心電図、呼吸機能
眼科検査 視力検査、細隙燈検査、眼圧検査、眼底写真
耳鼻咽喉科検査 聴力検査
胃癌検診 胃カメラ(経鼻内視鏡、経口内視鏡の選択が可能) 15,000円
胃透視 10,000円
肺癌検診 CT 9,000円
喀痰細胞診 3,500円
子宮癌検診 子宮頚部細胞診・内診(第1・3・5の火曜日のみ) 3,500円
乳癌検診 マンモグラフィ・触診 6,000円
前立腺癌検診 PSA測定 1,800円
骨粗鬆症検診 骨密度測定(エックス線検査による) 3,600円

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