ろうさいニュース

当院の理念
「働く人の健康を守り、地域の急性期医療に貢献します」

第61号
2007年8月1日

新潟労災病院
上越市東雲町1−7−12
TEL:025(543)3123
URL http://niirou.jp/

質の高い医療を提供するために

看護部長  坂井すみ枝

 寄稿にあたりご挨拶申し上げます。今年4月に新潟労災病院に着任いたしました。よろしくお願いいたします。

 医療を取り巻く状況は、ここ近年大きく変化し、医療に携わる者の意識改革がさまざまな面で求められています。
  医療・看護の現場では、患者さまの権利意識の浸透と個人情報や情報開示などへの関心も高まり、医療者側の説明責任が厳しく問われるようになりました。また高齢患者さまの入院が多くなり、状態に対する適切な判断能力も求められ、看護ケアの量も年々増加傾向にあります。その一方で、医療技術の進歩により、新たな知識や技術の習得が必要とされており、「安全で質の高い医療」を提供していくためにチーム医療が欠かせなくなりました。

 病院は医師、看護師を始めとし、多くの専門職員と事務職員等で構成されています。これらのあらゆる職種が効率的・効果的に関わるチーム医療の実践は、治療効果を向上させ、在院日数の短縮など、患者さまの満足を高めるために効果的であり、病床稼働率の面からも病院経営上重要な鍵となると言われています。チーム医療は、関係するあらゆる職種の専門性とそれぞれが担う役割について、お互い充分理解することが必要であり、各職種が情報を共有し、各職種の役割を明確にし、責任を持つことよって実践されます。

 「良質な医療を提供する体制の確立を図るための医療法等の一部改正する法律」が昨年6月に公布され、「医療安全の確保」について基本方針が示されました。その中で看護部に関連している事項として、1「医療安全管理体制について」、2「院内感染の防止について」、3「医薬品の安全管理体制について」、4「医療機器の保守点検・安全使用に関する体制について」が挙げられています。1・2について、当院では管理体制が整備されておりますが、3・4については患者さまへの最終提供者である看護師に委ねられていることが多くなっています。病棟での薬品管理や入院時の持参薬管理、またME機器の安全管理など、今後、薬剤部や臨床工学士との間で役割分担を明確にし、安全管理体制を整備していく必要があります。

 看護師は、医療における最大のサービスである「安全・安心を提供する」ことを重視し、患者さまの最も近い存在として、患者さまの立場で、より効果的な医療が提供できるよう発言し、チーム医療を推進して行きたいと思います。

 

よろしくお願いします!(新任医師自己紹介)

内科医師    三船 大樹
 呼吸器内科医として7月から赴任してきました三船大樹です。新潟大学卒で、現在4年目です。高橋正明先生の外来を引き継ぎ、担当させて頂いております。趣味はジョギング・ドライブ・サイクリング等とにかく走るのが好きです。仕事においては、経験浅く未熟な分はフットワークの軽さでカバーしていきたいと思います。生まれが秋田なので酒が強いと思われがちですが、あながち間違いとも言い切れません。
内科医師    古塩 奈緒
 はじめまして。7月から内科へ赴任いたしました古塩奈央です。平成17年に新潟大学を卒業後、2年間の臨床研修を経て、今年新潟大学第2内科へ入局しました。趣味は、映画鑑賞、スノーボード、おいしいものを食べることなどです。医師になって3年目であり、まだまだ未熟ですが、少しでも地域医療に貢献できればと考えております。一生懸命がんばりますのでよろしくお願いします。
 売店が7月17日にリニューアルオープンしました。車椅子が、らくらくすれ違えます。レジカウンターには車椅子が入れる、杖を立てる、荷物を置くスペースをとりました。必要なものがすぐ間に合う利便性を備え、院内のオアシスとして楽しんで買い物をしていただけるようになりました。 新しいお店にいらっしゃいませんか!


連携医療機関のご紹介

「開院後 四半世紀 大変お世話になりました」

竹越内科医院 院長 竹越 矗

 25年は一般的にはワンジェネレーションですので、過ぎてしまえば、まあ人並みな役割は果たしてきたかなという感じです。
  開業地は、当時勤めていた柏崎にしようか育った柿崎にしようか迷いましたが、結局は生まれ故郷(母の実家は五智大門)になりました。開業当時は開業医も少なかったし、夜間や休日も随分たくさんの患者さんを診ました。昨今は時間外も電話は対応していますが、殆ど問い合わせがないのが現状です。当然そのしわ寄せは病院にいっている可能性があります。患者さんの選択でしょうが少し寂しい気がします。

 病診連携といわれますが、実際にはほぼ一方的に病院にお世話になりっぱなしと思います。最近、新潟労災病院より循環器内科、脳外科を中心にたくさんの近間の患者さんの御紹介がありました。一々御返事申し上げず失礼していますが、有り難いのですが責任の重さも感じています。当方から病院紹介の際は原則的に患者さんに希望の病院を聞いていますが、上越病院が移転後は新潟労災病院が名実ともに最寄りの病院となり、今まで以上に益々御面倒をお掛けします。何卒よろしくお願いいたします。最近はMRI等の予約もFAXででき、患者さんに喜ばれています。

 昨今の若い先生方のパソコンで打たれた、きれいなしかも詳細な返事を読ませてもらうと、本当に素晴らしいと思います。忙しい診察の合間に、と思うと頭が下がります。

○ 健康法のこと 減量のこと
  「メタボリック・シンドローム」が流行語となる4年前に「暮らしの手帳」の「グラフでダイエット」を実行しました。「グラフでダイエット」とは原理は簡単なことで、毎日体重測定しグラフにプロットしていくと、前日よりも少しでも体重を下げようという動機づけになるのを利用したものです。
  ダイエットは食事だけを減らすと筋肉も落ちるので、同時に運動も取り入れる必要があります。月並みですが1日1時間の「速歩」も実行しました。6か月で10s減量、現在BMI22を維持しています。体脂肪も24→16%に下りました。
  夏の登山も再開し、この5年で富士山・北岳・槍ヶ岳・奥穂高岳・西穂高岳・剣岳・白馬岳・鹿島槍ヶ岳・白山・立山・至仏山等のポピュラーな山を登ってきました。今年秋には、高校時代の同級生の百名山完登記念の八ヶ岳へ同行し、祝福する予定です。

 “こだわらず ゆったりと 有難う”(NHK教育テレビ ひろ さちや 般若心経写経より)
をモットーに生きたいと思っています。

「みんなのひろば」

 地震や台風、自然の前では人間なんて小さいなあと、雷に震えながら思います。物品、体力、非常時のそなえは万全ですかー?

応募先:〒942-8502 上越市東雲町1丁目7-12
     新潟労災病院 総務課 「みんなのひろば」 係

 散歩道  

 “ブライアン・フリーマントル”という作家をご存知でしょうか?
イギリスのジャーナリスト出身で美食家でもある作家です。今では某文庫本で四十数冊程
出版されています。何冊か読んでいるうちにすっかり作品にはまってしまいました。そんな大それた本ではなく、イギリス情報機関を舞台にしたフィクションものです。
  読むにつれ次第にエスカレートし、発行されている本すべて読みたくなった。初めは注文すれば簡単に手に入れる事ができたが、その後数冊は品切れの返事。無いとなると益々手に入れたくなり、今ではネットという手段もあるのだが、まだそんな時代ではなかったのです。県内・県外の古本屋めぐりをして何とか1冊を除いて手に入れることができました。最後は市の図書館にお願いし、他市より借りることが出来ました。其の時の嬉しかった事今でも忘れません。(当然読んだ後コンビニにてコピー)
  数年後、近くの古本屋に行くとその本が‥‥‥‥‥‥‥金50円也。  (F.N)

8月 人間ドック(日帰り)等の予約状況 平成19年7月19日現在

* お申込み・お問い合わせ   空き状況等をご確認の上お申し込みください。
医事課医事係 小松 025-543-3123  内線1233
* ドック・オプションのご案内
胃癌検診 胃カメラ 15,000円(経鼻内視鏡、経口内視鏡の選択が可能)
胃透視 10,000円
肺癌検診 CT 9,000円
喀痰細胞診 3,500円
子宮癌検診 子宮頚部細胞診・内診 3,500円 (第1・3・5の火曜日のみ)
乳癌検診 マンモグラフィ・触診 6,000円
前立腺癌検診 PSA測定 1,800円
骨粗鬆症検診 骨密度測定 3,600円 (エックス線検査による)

このウィンドーを閉じる